このバージョンは、互換性や歴史的経緯に縛られていた華和梨の辞書インターフェース
並びにSHIORIインターフェースを整理・統合し、新しいアイデアを追加した、極めて
実験的なバージョンである。
実験の成果は来たるべきPhase8に反映される予定であるが、本バージョンの仕様が
そのままPhase8となる保証はどこにもない。
また、本バージョンはPhase7.9とされているが、他のPhase7.x系との互換性も
極めて低い。
よって、本バージョンは一般的なゴースト製作には決して用いないで欲しい。
従来のPhase7.x系に比べ、KISの重要度が増しているのが特徴である。
SHIORI/2.xリクエスト・レスポンスを、KISから直に扱えるようになった。
SHIORI/2.xリクエストヘッダがそのまま格納される。 リクエストの度に、全内容が消去される。
リクエストの度に、全内容が消去される。 華和梨が関知しないSHIORI/2.xレスポンスを任意に追加できる。
イベント発生時には、該当エントリに登録された全てのスクリプトが順番に 呼び出される。 ランダム選択ではない点に注意。
華和梨が解釈不能なリクエストは、全てSystem.Callback.OnRequestに回される。 これにより、本体仕様変更時にもスクリプトの追加のみで追従可能になる。 また、使用頻度の低いTEACH,GET Word等もSystem.Callback.OnRequestに任せられる。
初期設定ファイルkawari.iniは廃止され、代わりに起動時にはkawarirc.kisを
読み込むようになった。
kawarirc.kisは辞書ファイルであるが、"Philadelphia"は辞書ファイル中に
「:kis〜:end」で直にスクリプトを書けるため、.bashrcやautoexev.bat同様の
初期設定スクリプトとして機能する。
ゴーストのファイルを「load」で読み込めば良い訳だが、実運用上は従来のkawari.ini
互換のファイルを読み込み、順に辞書をloadするkawarirc.txtを用意する方が便利で
あろう。
他にも色々ありますが、ゴースト一体作ってみないことには良くわかりませんなぁ。
うまく行けば「Phase8=Phase7.9+新KISインタープリタ」となります。